岸田奈美という女性がいる
まあ会ったことはないけど、きっと日本のどこかにいる
とにかく軽妙な文章に感情を上手に載せて書ける人だ
しかもその感情の一つ一つが、どう名付けたらよいものなのか迷うようなものばかりだし
それでいて全部どこかで自分も感じたことがあるような感情だったりするもの
それを文章で、しかも軽く感じさせてくれる文章で書ける人だ
雑な言い方をすれば愛を書ける人だ
結局は愛だろ?愛…って表現力に欠ける自分は逃げることになるけど
それで合っているとも感じている
そんな岸田奈美の新刊
「飽きっぽいから、愛っぽい」が発売されたので
買ってきて隙間を見つけては読んでいる
何せ読みやすさが売りなので、おそらく今日中には読み終わりそう
本の中でこう書かれていた
すすめづらい本を、すすめたいと思う関係性こそが、
私が喉から手が出るほど欲していた他人との絆ではないか。
僕は漫画が好きだ
流行りのものにはついていけなくなっているけど音楽が好きだ
あまり量は読めていないけど本が好きだ
本当はそれらのものを
生徒たちに進めたい気持ちがたくさんあるけど
やっぱりすすめづらい
もちろん授業内容と直接関係ないからというのも理由にあるけど
何より生徒たちに「よくわからん」「つまらん」と思われるのが怖いからだ
だから今日はブログを書いている
岸田奈美の本
どれでもいいから読んでみてほしい
別に本について語り合いたいとまでは言わない
読んだことを報告しなくても良い
でも、どこかで、つながりたい気持ちがあるのだ
わがままなのはわかっているけど
授業を通して以外の部分でもね