引き続きマンガ紹介です
ちはやふる
**作者:末次由紀/初出:2007年2号「BE・LOVE」】
競技かるたに熱中する少女・千早と仲間たちのスポーツ青春譚。和歌と現代青春が融合し、熱い情熱と友情を丁寧に描出した大ヒット作。
加藤から「ずっと前向きに肯定し、励ましてくれる心の安定につながる作品。ちはやふるのある時代に生きれてよかった」
青のフラッグ
**作者:KAITO/初出:2017年2月1日「少年ジャンプ+」】
高校3年生、友情と恋、そして将来の迷い。多様な青春のかたちと“本音”をぶつけあう等身大の物語。現代的なセンスも光ります。
加藤から「最初から最後まで見事。高校3年生という大人と子供のはざまの時間を丁寧に描いている」
聲の形
**作者:大今良時/初出:2011年2月号「別冊少年マガジン」】
いじめ加害者だった少年と聴覚障害の少女が再び出会い、過去と向き合いながら赦しと成長を描く。切実で静かな感動が広がる名作。
加藤から「心が痛くなる場面が多いから何度も読めない。でも間違いなく面白い」
君と宇宙を歩くために
**作者:泥ノ田犬彦/初出:2023年6月「&Sofa」】
不器用な二人の高校生が出会い、悩みながらも「普通」や生きづらさと向き合う青春友情物語。2024年マンガ大賞受賞作。
加藤から「互いに違う人間が一緒に過ごしていくという当たり前だけど難しいことの答えがこの作品の中にある。ここで得たことを現実に生かせるかが俺らの課題」
レベルE
**作者:冨樫義博/初出:1995年42号「週刊少年ジャンプ」】
山形を舞台に、地球へやってきた宇宙人“バカ王子”が巻き起こすSFコメディ。自由な発想とブラックユーモア、冨樫らしい独特の語り口が魅力。
加藤から「天才富樫の作家性が一番あふれているんじゃないかと思う良作。ハンターや幽白好きでこれ読んでなかったら読むべき」
ソラニン
**作者:浅野いにお/初出:2005年「週刊ヤングサンデー」】
社会に馴染めずもがく若者の心を、リアルに瑞々しく描いた青春群像。音楽、恋愛、葛藤が交差し、青春の切なさを鮮烈に伝える。
加藤から「若いうちに読むべき。読み終わったらアジカンのソラニン聞くべき」
式の前日
**作者:穂積/初出:2010年「フラワーズ凛花」】
結婚式の前日をテーマに、家族や愛、日々の積み重ねを静かなタッチで描く短編集。ふと立ち止まりたくなる、余韻深い読後感を残します。
加藤から「タイトルにもなっている短編が見事」
ありす、宇宙までも
**作者:売野機子/初出:2024年6月「週刊ビッグコミックスピリッツ」】
日本人初の女性宇宙飛行士コマンダーを夢見る少女ありすが、仲間や困難と向き合い成長。現代に希望を灯す、新時代の成長物語。
加藤から「2025年マンガ大賞。宇宙飛行士ものでありながら、言葉に対しての繊細な感覚が描かれる新しい読み心地」
ー天才・羽生が恐れた男ー聖
**作者:山本おさむ/初出:1999年8月「ビッグコミック」】
実在の棋士・村山聖をモデルに、将棋と命を賭けた男の生涯を描く。羽生善治のライバルとしての生き様を重厚かつ情熱的に描写。
加藤から「山本おさむの作品は心がギュッとなることが多いから、繰り返し読めない。でも面白い」
自殺島
**作者:森恒二/初出:2008年22号「ヤングアニマル」】
自殺未遂者たちが送り込まれた孤島で、生きることの意味を問うサバイバル漫画。極限状態で芽生える希望と再生を力強く描出。
加藤から「サバイバルものってだけでも面白いのに、作者独特の生々しさも良い味付けになる」
メタモルフォーゼの縁側
**作者:鶴谷香央理/初出:2017年11月17日「コミックNewtype」】
孤独な老婦人と女子高生の交流を通じて、BLへの共感や世代を超えた友情、新しい人生の扉を開く感動作。実写映画化もされた話題作。
加藤から「基本的におばあちゃんが出てくる作品に弱い。中でもこれは繊細かつわかりやすい」
ドリフターズ
**作者:平野耕太/初出:2009年6月号「ヤングキングアワーズ」】
歴史上の英傑たちが異世界で戦う、壮大なアクションファンタジー。大胆でダークユーモアあふれる世界観で、圧倒的な迫力を感じさせる。
加藤から「めちゃくちゃなのに、破綻せずに面白い」
ヒストリエ
**作者:岩明均/初出:2003年3月号「アフタヌーン」】
古代ギリシアを舞台に、アレキサンダー大王の書記官エウメネスの波乱の生涯を描く歴史漫画。人間の強さと知恵、そして壮大な歴史を生々しく描写。
加藤から「岩明均に歴史もの書かせてつまらないわけがない」
スキップとローファー
**作者:高松美咲/初出:2018年10月号「月刊アフタヌーン」】
石川県の田舎から都会の高校へ通う美津未が、不器用さを武器に友情と成長を重ねていくハートフルな青春ドラマ。日常に宿る優しさが魅力。
加藤から「いやなやつっておるけど、本当にいやなやつはおらんのかもしれん」