小澤先生という塾講師のがんとの共存記録
否が応でも生というものについて考えさせられる
このような記録を残していただけるということがまずありがたい
もし、僕が今がんになったら
余命を宣告されたら
何を思うだろうか
一つはっきりと言えることは
子どもがいる今と
いなかった頃と
自分の価値観はもう変わってしまったということだ
独身時代にそれこそ毎日のように通っていたお店のよっちゃんが
(誰やねん)
人生で初めて自分の命よりも大事だと思えた存在が子供だと言っていた
それを聞いた時は「へ~」という何とも言えない感想だったけど
2人の子供を持つようになった今
確かにそうだなと自然と納得できるようになった
もちろん本当に自分の命と子供の命の2択を迫られたら
どうなるかはわからないけど
できれば子供の命を選ぶかっこいいお父さんでありたい
話を戻そう
もし自分の死を自覚したら
子どもに何を伝えられるのか
何を残せて、何を残せないのか
一緒に何ができるのか
何ができないのか
自分が死んだ後の子供たちはどうやって生きていくのか
う~ん、考えることはまず子供たちのことばかりだ
続いて妻、塾はきっとその次だろうな
なんとなく悲しい気持ちにもなってきたのでこんなものにしておくけども
若かった頃以上に、こうやって考えておくことは大事だろう
後悔しないかどうかなんてわからないけど
減らせる後悔は減らしておきたい
その時お前には何ができるだろう?
右手と左手で何ができるだろう?
命のある限り忘れてはいけない
今しか僕にしか出来ないことがある
…と歌ったのはブルーハーツだけど
きっと子供たちにとっての唯一の父親である僕にしか出来ないことが
現在進行形であるはずだ
それをきちんとやりきりたい