ある生徒
今でも通っている生徒なので
学校と学年は伏せておきますね
仮にAさんとしましょうか
Aさんは違う塾に通っていましたが
なかなか結果が出ず、ハルニに転塾してきた生徒です
真面目な生徒と、まじめなお母さんだったので
転塾する際はかなり迷われているようでした
前の塾ではかなり厳しく指導され、
泣いてしまうようなこともあったようです
悪いことをして叱られるならまだしも
勉強内容で泣かされる時点でその指導が正しいのかどうかは疑問ですが
そんなことがあった塾でも転塾と言うのは迷うものです
これまで積み上げてきたものが無くなってしまう
過去の自分の選択が間違っていたと認めることになるかもしれないからですね
また自分以外の子は同じ塾でがんばっているとなると
辞める自分がおかしいのではないか?と考えてしまうかもしれません
株式の損切なんかと感覚が似ているかもしれません
損したと認めるのがつらいんですよね(笑)
いらないと思いながらも保険が辞められないのも似てるかも
それでも転塾を決め、Aさんはハルニで勉強を始めました
迎えた最初のテスト
なんと成績は下がりました!
一大決心をして塾を変えたのに…
この時の生徒とお母さんの気持ちを思うと
本当に申し訳なく思います
別に入塾を強要したわけではないですが
だまされたような気持になるかもしれませんね
ただこの成績には理由がありました
実は勉強のやり方がまだまだ良くなかったのです
一つずつアドバイスをし
すぐに直せることもあれば、なかなか直らないこともありました
それでも地道にがんばるAさん
そして転塾後2回目となるテストでAさんはすごいことをやってのけました
なんと前回のテストから学年で1番順位が上がったそうです
もちろん自己ベスト更新です
お母さんは泣いて喜んだそうです
Aさんの成績が大幅に上がった一番の要因はなんでしょうか?
僕は「行動」だと思います
塾を変えたこと
自分から勉強したこと
アドバイスを受け入れたこと
これらの積み重ねでAさんの成績は上がったのです
全部塾の手柄…なんてことはあり得ないのです
勉強するのは生徒たち
それを引っ張るのが塾の仕事
支えてあげるのがご家庭の仕事というイメージが良いのかなと思います
塾の責任者としてAさんのような生徒を一人でも増やせればと思っています
第2、第3のAさんが生まれてくるように今日も授業をがんばります!